平成28年7月例会活動報告

平成28年7月 旅行例会報告:熊本&鹿児島 熊本地震被災地と知覧特攻平和会館

例会担当幹事:大熊・髙梨 サポート会員:坂倉・水沢・溝口・吉田 

平成28年7月7日(木)~8(金)の2日間で、横須賀青年八日会では、「がんばろう 熊本! ありがとうご先祖様!九州経済正常化を支援し、知覧で平和の尊さを感じる旅」と題して、毎年恒例の7月旅行例会を実施致しました。 
東日本大震災から5年。すこし震災への危機感が薄れつつあった私たちに4月の熊本大地震は、大きな衝撃を与えました。世界でも有数の自然災害リスクが高い国に住んでいることを再認識させられました。 
 震災後、八日会でも有志が駅に立ち、また、横須賀の仲間たち老若男女が集って、義捐金活動を行い、300万円以上の義捐金を集めて現地のNPOへ届け、また、現地で炊き出しも行いました。

 私たちは今回、熊本を訪れ、熊本を中心とする九州経済の正常化に寄与することで被災地の支援を行ない、また、被災地を直接この目で見て、被災地のNPO団体の代表者やボランティアセンターの方々の話を聞き、継続的な被災地支援の気持ちと防災意識を持ち続けることの大切さを知りました。
また、合わせて、「鹿児島県知覧特攻平和会館」を訪問しました。ここは、第二次世界大戦末期の沖縄戦において特攻という人類史上類のない作戦で、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした陸軍特別攻撃隊員の遺品や関係資料を展示している特攻隊の記念館です。ほとんどが20代、私たちよりも年下の隊員ですが、その生前の写真や遺書は大変立派なものでした。
国や愛する家族を守るために尊い命を捧げた多くの若者たちのことを現地の語り部さんから聞きました。特に、特攻隊員からお母さん、と慕われ、多くの特攻隊員を見送った鳥濱トメさんのご子息から伺ったお話しは心に響きました。自分のことをお母さんと慕い、トメさんが息子同然に接した隊員たちを出撃の日にどういう気持ちで見送ったかを考えるととても切ない気持ちになりました。
私たちは今の豊かで平和な生活を当たり前のことと捉えていますが、豊かさや平和がどれだけありがたいものか、再認識しました。
実は今回の旅行例会はあまり天候には恵まれず、初日が曇り雨、2日目が警報が出るほどの豪雨でした。初日に訪問した被災地でも継続的に続く大雨による土砂崩れも起こっているとのことでした。改めて自然災害の怖さを体感しました。
熊本被災地の視察、知覧特攻平和会館の見学を通じて、私たちが過ごす何でもない平穏な毎日がどれだけ尊いもので、恵まれているかを学びました。であれば、その毎日をもっと一生懸命に有意義に生きていかねばならない、と感じました。
 参加者は今回仕事の都合等で残念ながら参加できなかったメンバーにも、旅行例会で感じたことを伝え、日々の経営や生活に活かしてもらいたいと思います。