平成30年4月例会報告「THINK BIG ~2030年のナンバーワン企業をつくる~」

横須賀青年八日会は4月7日に、16Startupsにて4月例会を開催しました。4月例会のテーマは「THINK BIG ~2030年のナンバーワン企業をつくる~」です。

2030年の暮らしは私たちが今想像するよりもずっと大きく変化するはずです。日本の人口が減少する一方で、世界の人口は確実に増えますので、今ある町が一つまるごとなくなってしまう一方で、外国人だけ住むような町が日本にもたくさん生まれるかもしれません。また、自動運転が普及すれば車での移動時間は、趣味や仕事に使える新たな自由時間となりますし、VR技術が進み仮想空間で実際に会うのと会話することができるようになれば、体を移動すること自体が大きく減るかもしれません。

ただ、10年後の未来が大きく変化することは予想できても実際にどうなるかは誰にもわかりません。だからこそ今10年先を見据えたビジネスを真剣に議論することはとても大きな意味があると思いました。これからの10年間は、これまでの10年間よりも、もっと激しく大きな変化が到来するはずです。横須賀から、日本の、あるいは世界のナンバーワン企業を生み出す可能性もあると思います。世の中が新しいスタートを切る4月に、会員みんなで大きなことを考えよう(THINK BIG)。そのような想いで例会を企画しました。

具体的には、まず事前のビジネスモデルキャンバスを使って1人1案ビジネスモデルを考え、当日は担当幹事から人口推移や技術進歩予測について基本的な情報の共有をしたあと3人1組で13のグループを作り、13グループそれぞれに1つのビジネスモデルを作りました。その中から選ばれた上位4チームが全員の前でプレゼンテーションを行い、全会員の投票によって優勝チームを選びました。

 

決勝戦に選ばれた4チームのビジネスモデルは介護、AI、新薬開発、資源問題などどれも非常に可能性を感じさせるものでしたが、もっとも多くの票をあつめ優勝したのは、漂流ゴミを新たに資源として活用するという資源問題に関するビジネスモデルでした。

 

発表された一つ一つのビジネスモデルが可能性を感じさせるものであったことはもちろんですが、全会員が活発に議論をしている会場の雰囲気自体に私はとても大きな可能性を感じました。よいアイディアは、多くの人との議論の中で磨かれていくものだと思います。そうした意味で、たくさんの真剣に未来を議論できる仲間がいることは、八日会だけではなく横須賀全体にとってとても大切なことだと思いました。

最後に、今回の例会を実行するうえでは多く会員の協力がなくてはならないものでした。本当にありがとうございました。

4月例会幹事 生田・戸井田